| 財政投融資と特殊法人 |
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| ○財政投融資の裏事情 |
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| 郵便貯金や厚生年金・国民年金は,財政投融資を行ったり,資金運用をすることで利子や年金給付金にあてる資金を作り出しています。ですが,教科書に載っていない財政投融資の裏事情があります。 中学校社会科公民分野で財政投融資とは,「公的資金を住宅対策や都市整備や生活環境の整備,中小企業の振興などに融資すること」,と説明されています。こう説明されると聞こえがいいですね。しかし,現実は特殊法人と呼ばれる一部のずさんな団体によって100兆円以上(実際には不明)の公的資金が不良債権となっています。 つまり,財政投融資とは,「特殊法人の資金源になって,無駄なものをつくっています」,あるいは「特殊法人に天下りした官僚の馬鹿高い給料・退職金です」と書かなければいけない。そしてなによりも,「こうしたお金は不良債権となったので,国民には返ってこないかもしれない」と書かなければいけません。 ところで特殊法人とは,水資源開発公団や日本道路公団など,80以上もある団体です。もちろんその役割をしっかりと果たしている団体もありますが,中にはとんでもない団体もあります。キーワードは,「天下り」と「ずさん」です。 |
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| ○特殊法人ってなに? | ||||||||||||||||||
| 水資源開発公団は,必要もないのに長良川に河口ぜきをつくりました。今から何十年も前に今後の水需要の増加を見込んで計画したものですが,実際は当初見込んだほどの水需要はなく,これからも増える見込みもありません。こうして水需要という観点からは河口ぜきの必要性はなくなりました。にもかかわらず,苦し紛れに,塩害や洪水対策という理由を後から掲げ,結局長良川河口ぜきは計画通り断行されました。さらに問題なのは,「環境に与える影響はない」と言っていたにもかかわらず,今長良川の環境は大きく破壊されています。アユの遡上量は激減し,しじみはほとんどとれなくなりました。 日本道路公団は,無料のはずの高速道路がいつまでたっても無料になりません。なぜいつまで経っても高速道路は無料にならないのでしょうか? それは料金プール制をとっているからです。料金プール制とは,黒字の高速道路の黒字分を赤字の高速道路の維持管理費にあてたり,新たに道路を造ったりするのに使うことです。要するに日本の高速道路全体で運営していることになります。東名高速道路は赤字どころか黒字のはずなのに,こうしていつまで経っても無料にならないのです。また,海のど真ん中に道路を造って大赤字というのが現状です。 さらに問題なのは,無料になるはずなのにETCという自動料金支払いシステムを開発・設置していることです。無料にするはずなのにお金を取るシステムって変じゃありませんか?本当に無料にする気があるんでしょうか? 石油公団は,石油がでるかでないかわからないところを掘り返しているだけです。北極で1000億円以上も投入して石油発掘をしていますが,未だに1滴の石油もでていないそうです。世界各国からは,「北極から石油なんてでるわけないのに,日本は頭がおかしいんじゃないか」って思われているそうです。実際頭の悪い人が計画しているのでしょう。 動力炉・核燃料開発事業団は,もんじゅのナトリウム漏れや臨界事故が仕事みたいなところです。郵便貯金や我々の年金の掛け金は,ウランをバケツで運ぶためにあるみたいです。 特殊法人の要職には,退官官僚(いわゆる天下り官僚)が就いています。こういう人たちは関係省庁から予算をもってくる役目を担っています。もちろんこれらのお金が有意義に使われるのなら問題はありません。しかし,実際には,必要のないものをつくったり,交通量が少ないところに道路を造ったり,石油がでないところを掘ったりと,かなりずさんな計画のもと,金をどぶに捨てるような投資が行われています。これがどぶに捨てられるのならまだましですが,多くの投資したお金は返ってくる見込みがありません。つまり不良債権(民間の不良債権の倍はあるといわれています)となっています。あるいは一部の人間のふところに入っているとも言われています。要するに天下り官僚とゼネコンのふところです。 こうした問題に対して,公民教育の徹底と情報公開制度の活用をすべきではないでしょうか。
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