| 学校心理士(スクールサイコロジスト)とは? |
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| ▼関連書籍 ・講座『学校心理士―理論と実践』(全4巻) ・学校心理学ハンドブック―「学校の力」の発見 福沢 周亮 小野瀬 雅人 石隈 利紀 日本学校心理学会(編集) ・石隈・田村式援助シートによるチーム援助入門 学校心理学・実践編 2003 石隈利紀 田村節子 図書文化社 ・学校の心理学 教育への心理学的支援 2002 塩見邦雄 ナカニシヤ出版 【すぐに欲しい!確実に欲しい!】→ |
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| ○学校心理士とは? | ||
| 「学校心理士(schoolpsychologist)」とは,学校教育に精通し,かつ学校教育に関する運営や指導方針,諸問題について心理学的な知見から支援のできる専門家のことを指します。 近年,学校教育現場では,いじめ,不登校,虐待,学力低下といった心に関係した問題,学習面や生活面での問題が目立つようになりました。こうした諸問題への対処・解決方法や各種指導に関して,カウンセリングを始めとした心理学の必要性がさけばれています。学校心理士はこうした諸問題や指導方針に関して,心理学的な立場から支援していくことができます。 |
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| ○学校心理士の役割・活動 | ||
| 具体的な活動としては,まだまだ模索中ではあるものの,各種調査法や検査法を用いて,児童・生徒が抱える問題点の発見・診断をしたり,あるいは,これまでとは違った側面での児童・生徒理解の促進をすることができます。また,心理学的な理論や実践に基づいた学習指導や生活指導,テスト作成や成績の測定評価方法,学校運営に関する助言・提案等があります。 例えば,学習への動機づけを測る調査法を用いて,児童・生徒がどのような動機づけ(勉強に対してどのような関心や意欲や態度)をもっているのかについて調べたり,ある活動を通して動機づけがどのように変化したりするのかについて知ることができます。ほかに,精度の高い知能検査法を用いて児童・生徒の知的側面での問題をより詳しく知ることができます。 |
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| ○学校心理士の必要性 | ||
| 例えば,分数ができない子(1÷2を2と計算する子)がいたとします。この子の問題としては,割り算や分数の概念がよくわかっていないことと,もうひとつは認知的な能力の問題(視覚の問題)があります。割り算を分数にする場合は,分子に割られる数を,分母に割る数をもってこなければいけない,というのは概念の問題です。しかし,これがわかっていたとしても,1÷2のように割る数の方が割られる数より大きい場合に,割られる数と割る数をごっちゃにしてしまう,これは視覚の問題です。 算数・数学のできない子の中にはこうした視覚の問題を抱えた子がたくさんいます。これはすでに学習指導のレベルを超えた,治療や訓練が必要なレベルだと言えます。しかし,学校の先生が一部の子どもの認知的な治療や訓練を行うことは,技量や時間的な限界を超えています。また、学習心理学や認知心理学の理論を取り入れた学習指導の実践が必要とされるケースがあります。これにはそれ相応の専門家が対応すればよいでしょう。その専門家こそ学校心理士(スクールサイコロジスト)だと,私は考えています。 |
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| ○学校心理士の資格取得について | ||
| 資格・条件としては,原則的には教育職員免許状を有し,大学院修士課程において教育と心理学の専門分野を学習,あるいは研究し,かつ学校教育実践を行っていることです。また,教育職員免許状をもたない人でも,学校教育に関わる諸問題について,心理学的立場から,それら諸問題の解決に関与している専門家なら,学校心理士になることができます。 そのほか,日本教育心理学会,日本特殊教育学会,日本発達障害学会,日本発達心理学会,日本LD学会のうちいずれかの正会員であることが資格申請時の条件になります。 ▼関連サイト 日本学校心理士会 日本教育心理学会 日本学校心理学会 |