外貨預金
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○外貨預金とは?
※管理人が実際に外貨普通預金を実施した上での記述です。
 2002年現在、いわゆる0金利政策により、2002年11月現在の銀行の普通預金金利は0.001%となっています。これは、例えば10万円を普通預金として預けると利子は1円にしかならない程、低い金利なのです。欧米を始めとした諸外国も同様な状況下におかれていますが、それでも日本と比べれば金利は高い方です。そこで、注目を浴びているのが、円で預金するのではなく、ドルやユーロで預金する「外貨預金」なのです。
 外貨預金の特徴として、円とは異なり各通貨国の金利が適用されること、「為替差益」を得ることが可能であることの2点です。また、外貨預金には、預金したら一定期間預金を引き出せない「外貨定期預金」と、自由に出し入れできる「外貨普通預金」があります。そして、外貨預金は元本割れを伴うリスクマネーでもあります。
 外貨預金を行うために、外貨預金口座を開設するには満20歳以上である必要があります。また、外貨預金は源泉分離課税で、年20万円以上の利益があった場合は課税対象になるので注意してください。
○為替差益とは?
 円高の時に外貨で預けて、円安の時に円で引き出せば、その差額がそのまま利益になります。これが為替差益です。もちろん、逆のケースも考えられ、外貨を預けたときが円安で、引き出したときに円高だった場合、その差額は損益となります。また、円と外貨を交換するときに適用されるのが、TTSやTTBと言われる「換算相場」です。円と外貨の振り換えをするときに生じるこの換算相場差額はそのまま取扱銀行の手数料となります。

TTS:円から外貨に換えるときの換算相場(1ドル=120円の場合、TTSは1ドル→121.00円)
TTB:外貨から円に換えるときの換算相場(1ドル=120円の場合、TTBは1ドル←119.00円)

換算例 TTS ¥→$ TTB $→¥
1ドル=130.00円の時 131.00 ¥10,000→$76.33 129.00 $80.00→¥10,578
1ドル=125.00円の時 126.00 ¥10,000→$79.36 124.00 $80.00→ ¥9,920
1ドル=120.00円の時 121.00 ¥10,000→$82.64 119.00 $80.00→ ¥9,520


一覧 為替相場
1ドル=
100.00円 110.00円 120.00円 122.00円 124.00円 126.00円 128.00円 130.00円
  TTS= 101.00円 111.00円 121.00円 123.00円 125.00円 127.00円 129.00円 131.00円
↓円からドルに換えると↓
  ¥10,000→ $99.00 $90.09 $82.64 $81.30 $80.00 $78.74 $77.51 $76.33
為替相場
1ドル=
TTB= ↓ドルから円に換えると↓
100.00円 99.00円 9801円 8918円 8181円 8048円 7920円 7795円 7673円 7556円
110.00円 109.00円 10791円 9819円 9008円 8861円 8720円 8582円 8448円 8319円
120.00円 119.00円 11781円 10720円 9834円 9674円 9520円 9370円 9223円 9083円
125.00円 124.00円 12276円 11171円 10247円 10081円 9920円 9763円 9611円 9464円
130.00円 129.00円 12771円 11621円 10661円 10487円 10320円 10157円 9998円 9846円

 例えば、1ドル=100円の時に、1万円をドルに換えるとします。この時TTS=101.00円なので、$99.00になります。この$99.00を、1ドル=100円の時に円に戻そうとすると、TTB=99.00円なので9801円となってしまいます。では、1ドル=110.00円(円安)の時に円に戻そうとすると、TTB=109.00円なので10791円になります。つまり1万円で791円の為替差益を得たことになります。
 TTSは実際の為替相場より1円程度安く設定され、TTBは1円程度高く設定されています。また、外国為替市場の相場と各銀行の対顧客相場とは若干ことなります。円と外貨を換えるときは、各銀行の対顧客相場をチェックしてからにしましょう。
 
○外貨普通預金を始めるには
 まず始めに、国際取引が可能な銀行に総合口座(普通口座)と外貨預金口座の2つを作ります(この2つは同一の支店である必要があります)。窓口で相談すれば丁寧に説明してもらえるはずです。
 いよいよ外貨預金の始まりですが、最初はアメリカドルが良いでしょう。外貨預金口座を作るときにいくらか預金しますが、まずは要領がわからないので、お小遣い程度にしておくと良いでしょう。その後は、相場に応じて総合口座と外貨預金口座間で円とドルを振り換えします(振り換えは自由にできますが、為替差額が生じるので元本割れの危険性があることは自覚しておいてください)。振り換え最小単位は1通貨単位です。円なら1円単位、ドルなら1セント単位です。基本的には「円高になったら外貨へ、円安になったら円へ」です。振り換えはATMでも可能ですので、キャッシュカードでお金を出し入れするのとさほど変わりません。
 下のバナーサイトも参照にしてください。

○外貨普通預金シミュレーション
 外貨普通預金をシミュレーションする上で用意する物と注意点を述べておきます。

用意する物
・仮想のお金(現実的な金額なら10万円、夢が広がる金額なら1億円くらい)
・仮想外貨預金通帳、及び普通預金通帳
・換算相場を決めるための為替相場情報(インターネット上のリアルタイムのレートではなく、1日単位で固定のもの新聞等が良い。)

通帳例(基本的に口座間の振り換えなので同一の通帳でも可)
日付 為替相場 普通預金(円) 換算相場 外貨預金(ドル)
11/18 120.90 1$→121.90 US$410.17


実施期間
 為替相場自体は1日単位で変動しますが、円安円高の変動を考慮すると3ヶ月程度は実施した方が良い。

為替情報
 為替相場を決める大きな要因は、各国の金融、経済(景気)、政治状況が大きく関与してきます。例えば、2002年は、当初円安へ向かうと予想されましたが、アメリカで中間選挙があったため、円高へと向かいました。しかし、中間選挙が終了した11月中旬からは円安へと戻しました。

注意点(実施上の)
・外貨普通預金のシミュレーションを通して、円高や円安について学ぶためのものです。お金儲け的なゲームにならないように注意してください。
・換算で生じた端数はすべて切り捨てる。

注意点(実際上の)
・外貨預金は元本割れする可能性のあるリスクマネーであること。
・外貨預金を行うには満20歳以上が原則。
・源泉分離課税対象であること。
○発展 −為替(円高・円安)は何によって変わるのか?
・景気
 為替を決める要因はたくさんありますが、大きな要因のひとつに「景気」があります。日本の株は円でしか買うことができません。仮に日本の景気がよいとします。景気が良ければ株価も上がると予想され、日本の株を買う人が増えるでしょう。外国の投資家が日本の株を買うためには、まず、円を買う必要があり、日本の株を買おうとしたらまず円を買わなければいけないことになります。こうして、日本が好景気なら円高へ向かうと予想されます。

・協調介入
 複数の国の中央銀行が協力して、為替市場に介入して為替相場を調整することを協調介入といいます。これらはG5やG7等で話し合われます。アメリカで中間選挙があると、アメリカ国内の輸出産業を助けるためには円高ドル安である必要があります。このため、2002年に協調介入があり、円高が進んだと予想されます。
▼政治・経済・金融
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